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2024.05.27

新NISAとiDeCoはどう違う?上手な活用方法



2024年1月より新NISAがスタートし、非課税期間の無期限化や非課税上限額の拡大など、これまでのNISAから制度内容が見直された内容となりました。
NISAやiDeCoなどの資産形成制度が充実した一方で、どれを使ったらよいか迷っている方、新NISAとiDeCoの違いをきちんと知っておきたいという方も多いのではないでしょうか。
本コラムでは各制度の共通点や違いだけではなく、目的別の選び方についても解説します。
 

新NISA・iDeCoの共通点と違い
新NISAとは?
NISAは、株式や投資信託などに投資をした際に得られた利益(運用益)が非課税となる制度です。
通常、投資で得た利益には約20%の税金がかかりますが、それが非課税となることがNISAの特徴です。
旧NISAでは、一般NISAとつみたてNISAを併用することはできませんでしたが、新NISAでは一般NISAが成長投資枠、つみたてNISAがつみたて投資枠となり、それぞれの併用が可能となりました。
 
iDeCoとは?
iDeCoは、自分が拠出した掛け金を、自分で選んだ方法で運用し、資産を形成する年金制度です。
NISA同様、運用益が非課税になることに加え、iDeCoでは掛け金の拠出時、受取時にも控除があることが特徴です。
 
各制度の比較表
新NISA(つみたて投資枠・成長投資枠)とiDeCoの共通点や違いを表にまとめています。

 
目的にあわせた活用方法
老後資金を貯めたい場合
投資の目的が老後資金であれば、iDeCoを活用するのがおすすめです。
iDeCoは原則60歳まで引き出しができませんが、
・掛け金が全額所得控除となる
・運用益も非課税で再投資ができる
・受け取り時に控除を受けることができる
などの特徴があります。
 
余裕資金を増やしたい場合
投資の目的が60歳までの余裕資金を増やすことであれば、NISAを活用していくと良いでしょう。
手元にまとまった余裕資金がある場合は成長投資枠、少額でコツコツ積み立てていきたいという場合にはつみたて投資などの使い分けも可能です。
またiDeCoと違い、NISAは運用しているお金をいつでも売却をして引き出せるため、急なお金が必要になったときに資金を活用することができます。
 
NISAとiDeCoの併用も可能
NISAとiDeCoはそれぞれ口座を開設し、運用することが可能です。
ただし、同じ口座を使うことはできず、NISA口座とiDeCo口座の2つを用意する必要がありますので注意しましょう。
 

必ずしも上限額までの投資はしなくてもOK!
陥りやすいのが、「せっかくだから、用意されている枠を目一杯使わなければ・・・!」という考え方です。
例えばつみたて投資枠は年間120万円まで投資できますが、フルに活用するには月々10万円の投資が必要となります。そのうえ、成長投資枠にも投資をするとなると、さらに金額が増えていってしまいます。
将来の資金を増やすためとはいえ、無理に多くの金額を投資に充ててしまい、現在の生活に悪影響が出てしまっては本末転倒です。
用意されているのはあくまで大きな枠であり、使い切れない可能性のほうが高いと考えて、自分自身にとって無理のない金額で投資することを心掛けましょう。
 

新NISA・iDeCoを始める前に
ここまで新NISA・iDeCoについての共通点や特徴、目的に合わせた活用方法について解説してきましたが、投資を始める前に、まずは自分のライフプランには将来どれぐらいのお金が必要なのかを知り、どういった方法で、どれぐらいの期間をかけて準備するべきかを知っておくことが重要です。
お金の専門家であるファイナンシャルプランナーに相談することで、各ご家庭のライフプランニングや家計の見直しはもちろん、その他お金に関するさまざまな疑問を解消することができます。
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まとめ
新NISAとiDeCoは似ている点もありますが、それぞれ違いがあります。
両者の特徴を理解し、老後資金を貯めたいならiDeCo、余裕資金を増やしたいならNISAなど、運用方法や目的に応じて上手に使い分けることで、効率の良い運用を始めていきましょう。
 
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